アートインスタレーションプロダクトデザイン
ザ・ペーパーログ:膜と核 — イッセイ ミヤケによるアンサンブル・スタジオとの協業プロジェクト
イッセイ ミヤケ社の独自の技法「製品プリーツ*」の製造工程における副産物、プリーツがかかった紙を圧縮したロール「ペーパーログ」に新しい価値を見出だすプロジェクト。三宅デザイン事務所の近藤悟史の構想を基に、イッセイ ミヤケ社のプロジェクトチームが、スペインの建築事務所アンサンブル・スタジオと協働して発展させました。 断面で見る紙の積層が年輪を想起させる、可能性が秘められたペーパーログに対して、ものづくりの「プロセス」を中心に据えた、対照的なアプローチで取り組んでいます。アンサンブル・スタジオによる作品群「膜(Shell)」は、ペーパーログから剥がした紙を造形した「記憶をもつオブジェ」です。他方、イッセイ ミヤケのチームによる作品群「核(Core)」は、蝋に浸す、糊で固めるなどの加工方法で素材の特性を探求した家具のプロトタイプです。
今年4月のミラノでの開催を経た本展は、「膜と核」を対話させる構成で作品を展示し、ドキュメンタリー映像を紹介します。日本初公開となるこの機会に展示什器を一新し、作品同士の配置もそれぞれの質感が際立つように再構成され、膜と核の関係性がより鮮明に、かつ新しく見えてきます。


